代表世話人挨拶

拝啓

このたび、第18回Craniosynostosis研究会を開催させていただくこととなりました。COVID-19の状勢も読めない不安定な中での開催となりそうですが、何卒よろしくお願い申し上げます。

本会のテーマ1は「合併症から学ぶ」とさせていただきました。研究会では素晴らしい成績、技術や概念が発表されることが多いですが、その裏では皆様、少なからず恐ろしい体験、予期せぬ合併症をご経験されていることと思います。それらが闇に葬られることは非常にもったいなく、今一度皆様で振り返る必要があると思います。本会では皆様の豊富なご症例からそのようなご経験を忌憚なく御発表いただき、全員で共有、議論することにより、今後の診療に活かしていくことができればと思っております。

テーマ2は「Craniosynostosisと発達遅滞」とさせていただきました。発達遅滞の児の親御さんで三角頭蓋などの頭蓋縫合早期癒合症が原因では、と悩まれている方がいますので、本会でも何らかの形で方向性が示せればと思っております。

恒例となりました‘頭’竜門杯ですが、本会も行います。若手の先生方からの活きのいい多数の御発表を是非ともお待ちしております。

また本会のポスターですが、デザイナーと脳外科医の二刀流でご活躍をされていらっしゃる慶應脳神経外科出身のDr.まあや.こと、折居麻綾先生にご作成いただきました。
Craniosynostosisというやや敷居のたかい疾患をもっと身近に感じていただきたいというコンセプトです。

現時点ではCOVID-19の状況をみながらにはなりますが、現地とWEBとのハイブリッド開催を予定しております。6月下旬の梅雨の時期ではありますが、お越しいただける先生は東京で、またWEB参加でも一人でも多くの皆様にご参加いただけることを楽しみにしております。

敬具

代表世話人

慶應義塾大学医学部 脳神経外科
三輪 点

慶應義塾大学医学部 形成外科
坂本 好昭